■旅日誌
[2024/4] 新路開拓~敦賀・箕面
(記:2024/4/30)
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この春、延伸開業した2路線に早速乗車してきました。方角的には少し違っていましたが、朝一の北陸新幹線で敦賀まで一気に乗り通し、運転区間が短縮されたサンダーバードで大阪方面を目指します。
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 日帰り
ルート概略
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北陸新幹線、敦賀、北大阪急行、箕面萱野
家の事情でなかなか自由な時間が取れず、それでもどうにか半日、1日つくってガス抜きするようなことをしていたが、最近はそれもできなくなっていたところ、ひょんなことで1日空きができそうだったので、無理に予定をねじ込んでいた。最終的には当日になってみないと出掛けられるかどうか分からなかったのだが、運用よく行動できることが決定。とはいえ無理なスケジュールには変わらず、そんなわけで明け方ちょっとうつらうつらしてしまい、家を出るのが大幅に遅れてしまった。これはやばいと思ったが、途中走ったりしてどうにか目的の駅に到着、、、ふぅ~、そういえばかなり昔にもそんなことをしたことがあったけ…。
北陸新幹線・かがやき501
東京発6時台前半の新幹線に乗るにはこのパターンしかなく、去年8月以来、夜明けの出発となった。いやぁ、まさか朝一からこんなことになるとは思ってもみなかったが、念のため仕込んだスマホのアラーム設定はしくってるし、ろくに充電もせずUSBケーブを持ち出す余裕もなく飛び出してきたことを後悔する。吹き出した汗が引っ込むのを待ちながら、度重なる初歩的ミスを反省していた。とりあえず最初の列車に乗れたので、東京駅には6時前に到着。そのまま新幹線ホームに向かい、かがやき501号の入線を待つ。ここのところ天気が安定しない日が多かったが、今日はそれほど荒れることもないらしい。北陸新幹線を利用するのは、コロナ禍直前の高岡以来なので、そうか、もう4年も経つのか…。
敦賀・乗り換えの誘導線
大宮でほぼ満席になった車内も富山、金沢と停車していくうちに、徐々に空き席が目立つようになってきた。延伸区間に入り列車は順調に走り続け、定刻で敦賀に到着。あっけないといえばそれまでだが、福井を通り越して朝9時半にはここまで来れてしまうので、やはり新幹線の凄さは計り知れない。新大阪全通の目途が立たないため、しばらくここ敦賀での乗り継ぎが強いられるわけだが、僅かばかりの時間短縮のために大阪、名古屋方面からの利便性が損なわれるとか、様々な意見があるのは事実。とはいえ、敦賀-金沢・富山間を乗ってみると、意外と気持ち的には時間短縮を感じられるは、自分だけだろうか?これまで関東側からでしか北陸新幹線に目を向けていなかったが、あらためて時刻表を眺めてみると、サンダーバードしらさぎと接続をとるのはつるぎ号の役割であって、遅延があっても、かがやき・はくたかのダイヤには影響を出さない運用をとっている。そんなこともあってか次の乗り換えまで少し時間があったので、の様子を見ておくことにした。
特急サンダーバード14号
5年前にSL北びわこ号に乗ったあとこの駅で特急に乗り換えたことがあったが、すっかり立派になってしまった駅は見る影もない。の外観を確かめ、折角なのでお土産代わりに鯖鮨を購入。列車が到着すると大勢の人が行き交い一気に賑やかになるのだが、時間帯によってはひっそりとしている。西九州新幹線のように同じホームでの接続ではないため、新幹線特急の乗り換えを示す誘導線が床面に表示されている。特急列車が発着するホームに移動し、先発のしらさぎ54号を見送ったあと、サンダーバード14号で大阪方面を目指す。北陸新幹線敦賀延伸で運行区間が大幅に短縮されてしまったのは寂しくも思えるが、ほぼ満席の列車は快調に琵琶湖の西岸を進み、ノンストップで京都へ到着。京都線区間に入ったあとも順調に走り続け、今日は新大阪で下車。速達タイプだったこともあり、あまりにもあっけなかった。
御堂筋線・北大阪急行直通の箕面萱野
新大阪で下車したのは、本日2つ目の目的を果たすためで、JRの改札を抜けたあと、まっすぐ御堂筋線のホームに向かう。大阪の地下鉄に乗るのはいつ以来か記憶がないが、今日は大阪の中心街とは逆の北の方角を目指す。地下鉄とはいえ、この先は新御堂筋沿いの地上を走り、江坂でそのまま北大阪急行に直通していく。北大阪急行に乗るのも乗り潰しで来たとき以来なので本当に久々のことだだったが、再び地下に潜って千里中央から延伸区間に入り、途中駅の箕面船場阪大前に停車、最後に地上へ出たところで終点箕面萱野へ到着。キューズモールに隣接する形になっており、周辺はまだ開発途中といった感じで、更に北の方には箕面の山が見えている。お昼前だったが2つ目のミッションも無事達成、あとは帰るだけだが、今日は伊丹空港から空路で戻ることにしている。とりあえず阪急バス箕面駅まで移動する。
箕面萱野
バスは狭隘の生活道路を進み15分ほどで阪急箕面駅へ到着。特にすることもないので、すぐに出発する箕面線の電車に乗り込む。ここから素直に伊丹空港に行くには、蛍池でモノレールに乗り継いでいくところだが、まだ少し時間がありそうなので石橋阪大前で途中下車してみる。かつてここは石橋駅と言ってたはずだが、いつ改称したのだろうか。阪急箕面線に乗るのもまた乗り潰し以来なので、かれこれ20年は経っているだろうか。箕面線には途中に2駅しかなく、数分で終点石橋阪大前駅へ到着。ダイヤ改正で梅田直通列車がなくなったあと、すべての列車がY字型の駅構内の真ん中にある頭端式ホームに発着してるようだ。
阪急箕面線・箕面駅
ところで、阪大前を名乗る駅は大阪にいくつあるのだろうか?の改札を出ると、昭和レトロを思わせるアーケード街につながっていて、何となくここでお昼にすることした。特に食べたいものがあったわけでもなく、とは言えさっと済ませたかったので、適当にそこらのお店に入る。お昼時ではあったがさほど混雑はしておらず、王道のビーフカレーにしようか迷ったが、変化をつけてチキングリルカレーを選択。香ばしくカリッとした食感のチキンとごろっとした野菜がアクセントになって、これはこれでありだった。朝から何も食べてなかったこともあり久々の満腹感を覚えつつ、商店街を抜けて、さらに線路沿いを進む。結局、空港まで歩き通してしまったが、腹ごなしにはちょうどよかったかもしれない。
伊丹空港
伊丹空港に来るのも本当に久し振りだったが、デッキに出て搭乗機の到着を確認して搭乗口へ向かう。保安検査場の雰囲気も変わってしまい、制限エリアもリニューアルされていて、立ち並ぶショップを抜けてないと先へ進めない今どきの導線になっていた。羽田-伊丹線と言えば日本屈指の幹線でもあり、今日これから搭乗するNH32便に使用される機材はB787-9、レジ番号JA935AはGEエンジンを積んだ新しい機材で、直前の座席状況では中央側が空いていたが、実際に乗り込むとほぼ満席に近く、やはりここでも旺盛なインバウンド需要を実感する。経路上のコンディションが悪く、機内サービスが大幅に省略されてしまったが、ハード面では文句のつけようもなくとても快適だった。羽田には南風運用のアプローチとなりオンタイムで到着。隣のスポットには新しく就航したB787-10の姿が、、、出発時はバタバタだったが、久々の遠出もあっけなく終了となった。
ANA・NH32便・羽田行き