■旅日誌
[2020/3] 富山地鉄~南北接続
(記:2021/5/9)
(記:2021/5/9)
富山地鉄の路面電車と富山ライトレールが高架化後の富山駅でつながり、相互直通運転が開始されました。開業当日に遠征してきましたが、折角なので、高岡から万葉線で新湊へ向かい富山県営渡船とコミュニティバスで岩瀬浜へ抜けるルートを使ってみました。
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日帰り
新型コロナウイルスの影響かどうかは分からないが、朝二の北陸新幹線は全くのガラガラ。まぁ連休の中日だし始発の「かがやき」のすぐ後ろを行くので、こんなものだろうか。新高岡駅で下車し、目的地である富山へ行く前に高岡周辺を歩いてみようと思う。駅北口にまわり、静かな住宅街を抜けて瑞龍寺にたどり着く。ここも機会があれば来たいとは思っていたが、総門を抜け広く整然とした伽藍の中に入ると、失礼かもしれないがさすが国宝だけあって格の違いのようなものを感じる。とりあえず山門の先の仏殿の内部を拝見し、法堂からしばらく回廊を歩いてみることにした。延命地蔵、賓頭盧尊者、韋駄天像、烏蒭沙摩明王像、大庫裡、選仏場など見学しながら回廊を一巡し、最後に奥の石廟まで足を延ばしてみた。
そういえば古い友人に会いに高岡へ来たのはもう何十年も前のことだよなぁ~などと考えながら、少し遠回りして前田利長公の墓所を経由し、高岡大仏にも立ち寄ってみた。ここも有名なランドマークではあるが、あらためて来たのは初めてだったかな?さらに歩いて高岡駅まで移動し万葉線で越ノ潟駅まで乗り通すことにしよう。1本前のドラえもんトラムを見送り、次のアイトラムに乗り込む。某落語家の耳障りなアナウンスに少々うんざりしながら(個人的感想です)終点の越ノ潟へ到着、すぐ近くにある越の潟発着場から富山県営渡船で富山新港を横切って対岸の増岡発着場に渡って来た。この渡し船は県営なので無料、新湊大橋を左手に見ながら春の強風に揺られての船旅はわずか5分ほど、引続き射水市のコミュニティバスに乗り継いで岩瀬浜駅へ向かう。
バスの運転が妙に荒っぽく、制限速度なんてまったく無視してすっ飛ばすは、赤信号では停止位置をオーバーランするはで定刻に岩瀬浜に到着した。ところが、電車の方はかなりの混雑でグダグダなダイヤになっていた。まぁ初日で見物客が多かったのは確かだろうが、路面電車と直通すればこうなることもあるのだろう。当初、初日は無料開放の予定だったそうだが、新コロナウィルスのこともあり混雑を避けるために中止、それでも富山駅はお祭りムードで賑やかだった。富山地鉄の路面電車と旧富山ライトレールが高架化後の富山駅でつながり、今日から相互直通運転が開始された。富山駅北停留場が廃止され富山駅停留場に統合されたのだが、その間の数十メートルが新線開業扱いで、コンパクトシティ富山の一翼を担うものとして実施されたのだとか。