■旅日誌
[2016/6] 久々の新線開業~仙台、札幌
(記:2016/9/21)
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休暇が取れたので急に遠出したくなり新幹線に飛び乗り仙台へ向かい、去年開業した地下鉄・東西線に乗ってきました。ついでに札幌まで足を延ばし、循環運転が開始された市電にも乗ってみました。帰路は失効しそうなマイルを交換してバニラ便で成田へ戻ってきました。
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 1日目
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
東京、東北新幹線/やまびこ43、仙台、仙台市営地下鉄/東西線、仙台空港、ADO107、新千歳空港
梅雨空が続く中、休暇が取れたので遠出することにした。とりあず東京駅から新幹線に飛び乗りまずは仙台へ向かう。特に時間をみておく必要もなかったので指定は取らず、すぐにやって来たE5系のやまびこに乗り込んだ。先程、東京駅で買ったお弁当をほお張り、流れる車窓をぼーっと眺めながら過ごすのも随分と久しぶりな気がする。普段はあまり飲まないのに、何となくいいタイミングで来た車内販売からコーヒーを買い求め、そう言えば…と思って、前月のインドの旅日誌など書き連ねることにした。
やまびこ43号
そして仙台には定刻で到着、少し物足りないくらいな感じで下車する。一旦建物の外に出て、こうして仙台駅を眺めるは、震災直後の七夕以来かな?このまま地下鉄に直行してもいいけど、少し時間があるので何かないかと考え、荒井駅までバスで行ってみることにした。仙台駅西口のバスターミナルから市営バスに乗り、仙台市街を少し南下して、やがて東へ進路を変える。土地勘もないのでどのあたりを走っていたのかよく分からなかったが、時折進路を逸れて途中何ヶ所かの集落を経由しているようだった。やがてバス荒井駅前へ到着、思ったより時間が掛かっただろうか?
荒井駅
荒井駅の横には車両基地があり、駅前のロータリーが整備されている。地下鉄の駅としては小ぶりだが、突如郊外に現れた駅と見れば立派すぎる言えなくもなかった。そういえば、地元でグリーンラインが開業したときも似たような印象を持ったような…。さて、久しぶりの新線乗り潰し!あらためて仙台地下鉄・東西線に乗っておくことにしよう。ホームへ降りると、ちょうど入れ替えのタイミングで列車が引き上げていったが、いかにも今どきの地下鉄といった感じ。程なくして八木山動物公園行きが入線、小ぶりのリニアモーター方式の車両に乗り込むとしよう。
仙台市営地下鉄・東西線
乗ってしまえばどうってこともなく、30分足らずで八木山動物公園駅に到着。わずかばかり地上に顔を出す区間もあったが、乗りつぶしはあっけなく終了した。改札を抜けて出口に向かって上階へ上がってみると、動物園の入口の反対側には遠く眺望が開けていた。ちなみに終点の八木山動物公園駅は、地下鉄としては一番標高の高い場所にあるという。動物園に用事はないのですかさず移動、行きと同様とんぼ返りするのも面白くないので、再び路線バス長町を目指すことにした。しばらくバスはダラダラと下っていたので、やはりは高台にあったようだった。20分も掛からずに長町駅へ到着、さて、これで第一のミッションは終了、列車仙台空港へ向かう。
八木山動物公園
とりあえず、今日は空路新千歳まで移動することにしている。仙台空港を利用するのも久しぶりだが、こちらも随分ご無沙汰のAIR DO。ラウンジでしばらく過ごしたあと搭乗口へ向かうと、やって来たB737-700のレジ番号はJA16AN、元ANAの機材だがコーパイの操作ミスで背面飛行しかかったいわくつきの機材じゃなかったけ?まぁ、あまり深いことは考えないようにして乗り込む。仙台新千歳便の所要ってどれほどあるのか想像つかなかったが、満席近い搭乗率に「頑張ってるなぁ~」となぜかホッとした。天候はいまいちだったが、さほど不快な思いもすることもなく1時間ちょいのフライトを終え、定刻から少し遅れてADO107便新千歳に到着した。そして最後の締めは快速エアポート、初めて乗るロングシート車は少々味気なかったが、札幌まで移動して今日の北上はこれまでとなった。
AIR DO・ADO107便・新千歳行き
 2日目
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
すすきの、札幌市電、新千歳空港、JW908、成田空港、東成田
北海道は梅雨がないとか言われてるが、今日は朝からぐずつき模様。傘をささない程度で持ってくれればいいけど…。ところで札幌へ来た理由はというと、昨日同様、去年開業した市電環状運転部分に乗ること。距離にして数百メートルなのだが、未乗区間を残すというのも何なので、やっつける機会を探っていた。帰りの便の時間もあるので遅くなりすぎないように始動、まずはすすきの電停へ向かう。そういえば、札幌市電に乗ったという記憶をたどると、何年も前の乗りつぶし以来のような気がする。電停のモニタには、いま走ってる電車が表示されていて、次は低床電車のポラリスが来るようだ。やがて電車が近づき、内回りで1周しておくことにした。
札幌市電・ポラリス
第二のミッションもあっけなく終わってしまい、これで市電を後にする。あとは空路帰るだけ、残り時間と相談して今回は快速エアポートではなく、高速バスを利用してみることにした。ちょこちょこ停車しながら時間にして2~3倍はかかるのだが、気が付けば席は満席だった。そして空港に着くころには強風に大雨、、、天気は悪化する一方だったが、これは飛行機揺れるパターン…。やや遅れてはいたが、折り返しとなる機材は無事到着したので、飛行機が飛ばないという事態にはならないと思うが、あまりいい気がしない。多少不安を覚えながら出発を待っていると、遠くに政府専用機が2台揃って出動しているのが見えた。言うまでもなく、航空自衛隊・千歳基地の所属なので訓練自体はそう珍しくはないが、千歳まで来ることもそうはないので遠目に見届けておく。
バニラ・JW908便・成田行き
さて、今日の帰りはバニラ便を利用することにしている。というのもちょうど青組マイルが失効しそうだったので急遽交換したのだが、片道5000マイルから…というのは結構リーズナブルなような気がする。ただ、こういうのはすぐにルール改悪しそうな予感がすするのだが…。そしていつものクセでレジ番号を見てみるとJA02VA、、、白装束のこの機体台北-成田で利用した機材だ。確かバニラは9機までフリートを増やしたはずだけど、また同じ機材のお世話になるとは…。出発するときになっても天気は回復せず、いよいよ離陸というときにすぐ横でANAのボンQが消防車に先導されている姿が見えた。妙に物々しいけど訓練だろうか?(後日談:青森からやってきたこの機材ですが、航行中にエンジン停止トラブルがあり緊急着陸した直後だったようです。)
千歳基地・政府専用機
ところどころ強い揺れを感じながらも、成田に着く頃には、すっかり天気はよくなっていた。平日昼間のバニラ便だというのに満席とは、LCCもすっかり認知されたと言えるだろうか。先月のGWは贅沢三昧の空の旅だったが、LCCで少しはリハビリ(?)できただろうか?。搭乗機からバスで移動、今回初めて成田第三ターミナルを通ってみたが、利用してる人も馴染んでる感じがして雰囲気は悪くなかったように思う。その後、吹き曝しの通路をダラダラ歩いて第二ターミナルへ向かう。
バニラ・JW908便・成田行き
で、今回はこれで終わり…のところ、何を思ったかまっすぐ帰る気持ちになれず、突如、東成田駅を探索してみることした。口の悪い人は「都会の廃墟駅」などと言ったりするが、成田空港鉄道駅としてのルーツはここにある。歴史を知らない人にとっては、不気味に思えるだけかもしれないけど、利用する職員もいるので全く無駄なわけでもない。東成田駅へ行くには空港第二ターミナル駅の脇にある通路を通っていくのだが、その入り口は目立たず通路結構な距離がある。実際行ってみると、これが本当に成田空港の敷地内かというほどひっそりとしていた。
東成田駅
初めて東成田駅に来たのは、芝山鉄道の乗りつぶしだったので、こうして自体を見てまわることはなかった。いくつかある入り口へ出てみたり、大きなレリーフをみたりしてると、どことなくターミナル駅だったことが思い浮かぶような気もする。資材置き場として仕切られた向こうも覗いてみたかったが、きょろきょろしてても仕方ないのでホームに降りてみた。お隣の使われなくなったホームに目をやると駅票成田空港のままだったりして、時間が止まってしまったかのようだ。やがて成田行きの電車が轟音とともに入線、これで不思議な空間を後にすることにした。
東成田