■旅日誌
[2007/11] きらきらひかる
(記:2007/12/31 改:2025/2/1)
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G久しぶりに三連休が取れそうだったので、思い切ってお出掛けすることにしました。つい先日もSLを追っかけて新潟方面へ出向いたばかりですが、懲りずにもう一度遠征することに…。今回は、上野からほぼ毎週末出ているEL&SL奥利根号を皮切りに、きらきらうえつ、きらきらみちのくの2つのイベント列車を乗り継いで温泉宿で骨休みしてきました。
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 1日目
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
EL&SL奥利根、水上、浦佐、燕三条、直江津
SLもおかから始まって、SLばんえつ物語SL会津只見とSL続きのところついでにもうひとつSLを攻めに行くことにした。今日のトップバッターはSLばんえつ物語と同様、冬季以外の週末を中心に運転されているEL&SL奥利根号である。三連休がほぼ確定し、思いつきで照会をかけてもらったところ残席1が出てきたので急遽スケジュールを組んでみた。この列車は乗車機会も多く比較的指定はとりやすいと聞いていたが、さすがに直前ともなれば売切れになっても不思議ではないようだった。それにしても、進行方向の窓際で残席1が出てきたのはいつものようにラッキーなことだった。さらにその勢いで、きらきらうえつきらきらみちのくの座席を確定させておいた。
EL&SL奥利根
折角なので、入線するところから見ておこうと思い、少し早めに上野へ向かう。EL&SL奥利根号が出発する上野駅10番ホームは夜行列車なども出入りする雰囲気のあるホームである。既に多くの人が列車を待ち構えており、いやがうえにも旅気分が高まる。やがて後ろ向きの推進運転列車が入ってきた。この列車は途中高崎まで電気機関車が引き、そこでSLにバトンタッチされ水上を目指す。青い車体の12系客車は一昔前なら各所で見られたものだが最近ではめっきり減ってしまったある意味貴重な車両である。
EL&SL奥利根・EF60 19号機
早速列車に乗り込み出発を待つ。定刻になってEL&SL奥利根号は上野を出発、動き出したのが分からないくらい静かな滑り出しだった。地上に出ると外はとても晴れ晴れとして青い空が印象的である。見慣れた風景、何気ない車内放送なはずなのに、こうわくわくしてくるのはなぜだろうか?同じボックスに着席した女性は日帰りツアーの団体さんとみられ、離れた席にも仲間がいるようだった。出発するなり、持ち寄った食べ物を引っ張り出し、"プシュ"っと飲み物の栓を開ける。「朝からこんなにいいのかな??」なんて言いながら話に花をさかせていた。こちらも朝早かったので途中で購入した食料は食べつくしてしまい思わずお弁当を買うと、こっちがよかった…なんて言いながらこの列車のデザインが入ったパッケージの写真を撮りたい、と言ってきた。飲んで食べて愚痴を言い合って最後に一眠りして、列車旅ならではの楽しみ方を熟知してるようである。今日は水上に着いたあと食事して温泉に浸かってまたこの列車で返るらしいが、そんなに飛ばして持つのかこっちが心配になってきた。
EL&SL奥利根
車内販売ではこの列車に関連したグッズがたくさん売られており、結構な人気だった。いまこの列車を引っ張っているEF60 19号機は今では珍しい電気機関車らしいのだが、素性はよく分からない。途中漏れ聞こえてきた車掌さんの話によると、高性能の通勤電車の狭間で窮屈なダイヤの中をひたすら逃げ切るようにして走ってるようなものだという。なるほどうまいことを言うものだ。右手に赤城山が見えてくる頃になると車窓もすっかり田園風景となり、初冬とは思えないくらいの日差しが差し込んでいた。今日もまたこの上ない快晴である。熊谷、本庄と停車し列車は順調に走り続けていた。
EL&SL奥利根
高崎へ到着し、ここで主役が入れ替わる。機関車の付け替え作業を見に席を立つと既にホームは多くの人でごった返していた。電気機関車が切り離され、向こうに控えていたSLが入ってくるとほとんどパニック状態になり、あまりの凄さに引き返すことにした。ここから牽引する機関車はD51 498号機、通称「デゴイチ」といえばSLの代名詞と言ってもいい。D51は貨物列車を引く強靭な機関車として各地で活躍していたが、現存して運用についているのはこの機関車だけである。重厚で長い汽笛音を轟かせSL高崎を出発した。
EL&SL奥利根
これまでの走りがうそのように加速がまったく違う。線形も徐々に登り勾配が多くなり、クックックっと引っ張られる感じが直接伝わってくる。車窓で手を振る人もちらほら見られ、同じボックスの方々も再び賑やかになってきた。渋川でしばらく停車時間があり、ここでも列車をバックに撮影会となる。少し時間に余裕があるので混雑したホームを避け、遠くからEL&SL奥利根号の雄姿を眺めてみることにした。渋川を後にすると、さらに勾配はきつくなり、ゆっくりとしたペースで列車は利根川沿いを先へ進む。車窓の紅葉はちょうど見ごろといったところだろうか。昨日、おとといと季節を先取るように、まとまった雪が降ったらしく遠くの山肌には降雪のあとがうかがえる。晴れ上がっていたはずの空は徐々に曇りがちになりちらほらと白いものが舞っているようだった。EL&SL奥利根号は終点水上へ向けて力強く走り続けていた。
EL&SL奥利根・D51 498号機
沿線に温泉旅館が目立ってくるとまもなく水上へと差し掛かる。ついには雪の中の行くことになってしまい、紅葉と降雪を同じ景色にみることになった。この4時間で初秋から晩秋を通り越して一気に真冬までやってきてしまったようだ。同席した団体さんとひとこと交わし列車を後にする。来る前はそこらを散策するつもりだったが、水上駅はすっかり雪景色の中、少し躊躇してしまう。とりあえず折り返しのための作業でも見に行くことにしよう。D51はターンテーブルに乗せられ既に方向転換されたあとだった。雪をバックにEL&SL奥利根とHMが付けられたSLを多くのギャラリーが囲んでいた。
EL&SL奥利根・D51 498号機
水上駅はとても冷え込んでいた。暖房の効いた待合室でSLの写真展などを見ながら次の列車を待つ。しばらくしてやって来た下りの普通列車で上越国境を越える。あたりは静まりかえり、すっかり銀世界である。耐雪ブレーキを利かせながら列車はゆっくりと進み、浦佐で新幹線に乗り換える。今日は新潟まで行かずなぜか燕三条で途中下車して弥彦線東三条に向かうことにしていた。
弥彦線
峠越えをした後はウソのように晴れていた。東三条で次の列車を待っているとどうやら上越線で遅れが出てるようである。自動放送で遅れ時間を案内してくれるのだが、最初は4、5分だったのが10分、15分と延びてきて最後は30分ほど遅れるとのことだった。ようやくやってきた北越号で今日の目的地である直江津へ向かう。列車が遅れたおかげですっかり日も沈んでしまい気温もぐんぐんと下がってきた。これはさっさと引き上げて温泉にでも浸かることにしよう。
北越
 2日目
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
直江津、越後湯沢、新潟、きらきらうえつ、酒田、新庄、横手
特に直江津に寄った理由はないのだが、時間に余裕があったので新潟から少し離れた場所に投宿してみた。まずは朝一のはくたか越後湯沢へ向かう。直江津まで十分に客を拾ってきているので席は空いてないかもしれないが、あとわずかなので立ったままでもいいくらいに考えてた。幸いにも空席があったのでとりあえず着席し、トンネルを出るわずかな間に見え隠れする雪景色などをやり過ごす。ほとんどの人は上り新幹線で東京方面へ向かうものとみられ越後湯沢に到着すると一斉に移動していった。
きらきらうえつ
しばらくして下りの新幹線が入ってきた。昨日と経路が一部被るが、今日はこのまま新潟へ向かう。車窓はすっかり真冬の様相である。10時前に新潟へ着き在来線のホームへ向かうと今日のメインであるきらきらうえつは既に入線していた。きらきらうえつは羽越本線を北上し酒田へ向かうリゾート列車のひとつである。もとは特急列車だった車両を大幅に改造して特別に仕立て上げた列車である。肩書きは快速なので普通列車と同じ扱いとなり、全車指定席ではあるが指定券を購入するだけで特急券など必要とせず、18きっぷでも乗車することができる。きらきらうえつの外観は原型をとどめておらず、内装もグリーン車並に改造されている。また、停車駅も特急電車とさほど変わりなく、非常に乗り得感のある列車である。金曜を含めた週末を中心に日に一往復しかしないが、上り下りとも新幹線ともうまく接続しており、地元ととも連携をとりながら観光掘り起こしにかなり貢献している。この三連休もすべて満席とのことで、知名度もあるようだった。
はくたか
きらきらうえつという名の通り、外装は星をイメージしたカラフルなデザインとなっている。また垢抜けたアコモは高い天井が開放的な印象を与え、車両出入口のスロープや広い洗面所などバリアフリーにも配慮されているのも特徴のひとつである。また、4両編成のうち1両は売店と広めのサロンをフリースペースとしてすべて使っている。女性の車掌さんが着用している制服もこの列車専用のものと見られ、売店と車内販売を担当するアテンダントとともに頻繁に車内を行ったり来たりしていた。小さい子の話し相手になったり、お客さんの観光案内に対応したりと列車の装備だけでなくサービスの質もかなり高いのがよく分かった。放送だけでなく客室へ出向いて肉声で自己紹介をするなど、大変かもしれないが、こういうのははまるとやりがいのある職種だと思う。
越後湯沢
白新線を過ぎてしばらく行くと列車日本海沿いを走っていく。少し灰色がかかったは冬の表情をしていた。遠くに粟島をかすかに見て更に進んでいくと笹川流れと呼ばれる景勝地の近くに差し掛かる。しばらく岩場が続き奇岩や洞穴など見所も多く風光明媚な場所である。特に日没時のきれいな夕日は有名だが、そんな景色も一度は眺めてみたいものだと思った。
笹川流れ
あつみ温泉、鶴岡と列車が停車するたびに人の入れ替えもあり、盛況振りがうかがえる。流れ行く車窓をボーっと眺め、お昼には車内で弁当を買って食べたりしてるうちに終点の酒田へ到着した。なるほど乗ってるだけでも飽きない列車かもしれない。とりあえず快適な汽車旅はこれでおしまいにして、次の乗換えまでの間少し町へ出てみることにした。と、そこまではよかったが、あいにく外は雨模様である。一歩踏み出すか本当に悩んでしまったが、折角なので様子を見に出掛けることにした。(後日談:きらきらうえつは2019年に運行を終了しましたが、そのあとを引き継ぐように観光列車「海里」が運行を開始しました。海里に乗車したときの旅日誌はこちらをご覧ください。)
きらきらうえつ
やむなく傘を差して歩き出したはいいものの、雨は弱くなりそうで意外としっかりと降り続いていた。どれくらい歩いたかわからないが、古い町並みの中を抜け山居倉庫へとやってきた。中を見学する余裕はなさそうなので、しばらく川沿いを散策する。いつしか雨は止んでおり、再び酒田駅へもどることにした。酒田は歴史ある町として見所もあるようだったが、結局素通りに近いような形になってしまった。(後日談:酒田には1年後再訪しています。旅日誌はこちらをご覧ください。)
酒田
次の陸羽西線の発車まではしばらく時間があるようだったが、折り返しの列車がホームにいたので中で待つことにした。程よく効いた暖房が心地いい。思わずウトウトとしてしまったが、快速の新庄行きは定刻に酒田を出発、先程は気がつかなかったが、おととし事故があった現場付近を通り過ぎる。一見何もなさそうな場所に見えたが、あのような大惨事が起きたのが信じられない。いずれにせよ、安全運行には細心の注意を払ってもらいたいものだと思った。余目で羽越線に別れを告げ、最上川沿いを東に進むとあたりは雪景色になってきた。終点新庄に着くころにはすっかり冬の様相になっていた。
陸羽西線
新庄駅から山形・東京方面へ出発していく新幹線をみたりして乗換え待ちの時間をつぶす。それにしても建物の外は冷え込んできており、少々乗換えのタイミングが合わないのが恨めしく思えた。日も傾き外は徐々に暗くなってきており、ようやく折り返しでやってきた秋田行きの普通列車の車内で出発を待つ。味も素っ気もないロングシートの電車は都会の通勤電車のようで、都会ものの勝手な言い分だが旅情もへったくれもない。この列車が出発する頃にはすっかり日も暮れてしまい、あたりは漆黒の闇に包まれていた。
山形新幹線
確かに高性能でガンガン飛ばしてるようだったが、外は真っ暗で何も見えなかった。新幹線が山形から新庄まで延ばされたときは、なかなか頑張るなと思ったが、その先の区間はすっかり見放された感がある。確かに秋田まで延ばすのは無理があるように思うが、普通列車しか走ってないのも少し寂しいものがある。山形-秋田間の県境の峠を越え、今日は横手で下車することにしていた。ここは北上線の乗換えで利用したことがあるくらいだったが、今晩も温泉宿に泊まる予定でいる。と、その前に、ひとつ狙ってたものを探しに行こうと思う。
新庄
横手駅を降りるとすっかりそこは雪国だった。降り積もった雪で足場は悪く、いったいここはどこ?いったい季節はいつ?といった感じである。トボトボと歩きながら目的のB級グルメ探索をすることにした。最近TVなどで富士宮焼きそばが取り上げられることがあるが、実はそれと競った焼きそばがここ横手にあるという。それっぽい店を探し、早速注文をする。やきそばというと鼻をつくソースを想像するが、横手やきそばは刺激の少ない甘めのソースを使う。茹でた麺の仕上がりはしんなりとして、具に使う肉は豚のひき肉、最後に目玉焼きのトッピングが付き、付け合せは紅しょうがではなく福神漬が添えられる。少し不思議な感じのする焼きそばをいただいて今日の締めくくりとした。(後日談:横手には1年後再訪しています。旅日誌はこちらをご覧ください。)
横手焼きそば
 3日目
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
大曲、秋田新幹線、東北新幹線、八戸、きらきらみちのく、大湊
心身ともに癒されて(笑)今日も元気に出発することにする。横手から大曲へ奥羽線の普通列車で移動する。昨日は真っ暗で何も見えなかったが、あたりはすっかり雪に包まれていた。大曲へ到着、しばらく停車したあと、普通列車は秋田へ向け走り去っていった。女性車掌のキビキビとして動作が印象的だった。特に何もすることもなく、このあとやって来る上りのこまちを待つことにした。
きらきらみちのく
下りの列車と入れ替わるようにして上りの新幹線が入ってきた。この時間の新幹線はあまり混雑しておらず、立席でもどうにかなるような感じだった。今朝は朝食をとってなかったので、車内で適当に買い求めることにする。毎度ながら食べることばかりつい頭が行ってしまう。角館のあたりまでは雪景色だったが、次第に雪はなくなっていた。知らず知らずのうち、日本海側と太平洋側の境を越えてきたようだ。岩手富士が見えてくるとやがて盛岡へ到着。再び乗換えのためにこまちを後にする。今日の目的地である北の方角へ向かうためにはここで列車を降りなければならない。
秋田新幹線
少し間があるので在来線のホームに下りてみると夢空間の車両が停まっていた。ちらっと中を覗き込むと先程まで使われていたような痕跡があり、団体さんか何かの利用があったのだろうか?再び新幹線ホームにもどり次のはやてで八戸へ向かう。乗換えが面倒だったが、ようやく八戸へ到着した。今日のメインはきらきらみちのくで、とりあえず行けるとこまで行ってもどってくる予定でいる。ホームに下りると目的の列車は既に客待ち状態で停まっていた。
東北新幹線・はやて
昨日のきらきらうえつのようなきらびやかさはないがリゾート列車としてすっかり板に付いている。どちらかというとリゾートしらかみにイメージが近い。もちろんこちらも快速列車なので普通と同じ扱いで特急券などは不要、18きっぷでも乗車することができる。列車は3両編成だが、1両は自由席で乗車券さえあれば乗り込んでかまわない。2両目はボックス型に仕切られた座席が中心で、片隅には小さいながら売店とちょっとしたイベントコーナーがあり全区間で販売員がアテンドする。最初は空席が目立つな…と思ったが、出発間際にはそれなりに席は埋っていた。
陸奥湾の風景
きらきらみちのくは快速列車と言いながら、東北線内は運転停車を繰り返していた。改造前の種車は鈍足の普通列車だったと思うのだが、足回りにも手が入っているのか快調に飛ばしていく。野辺地で少し時間調整した後、いよいよ大湊線へと入っていく。進行方向左側の1人席は45度方向を傾けることができるので、大海原の景色を眺めるのに都合がいい。運転席の後ろも展望席として前方の眺めを楽しむことができる。うまく工夫された列車だ。
きらきらみちのく
車窓は大きな陸奥湾の景色が続いていた。陸奥横浜に停車したあと、イベントコーナーで三味線の演奏会が行われ、しばらく見学させてもらうことにした。列車のディーゼルエンジンの唸る音とガタンゴトンという線路の継ぎ目のリズムが津軽三味線の音色に不思議とマッチしている。この心地よさは一体どこかくるのだろうか?そういえば、リゾートしらかみでもまったく同じ光景を目にしたな。力強い三味線の音は聞いてる者の心を揺さぶるというが、本当にそうだと思った。列車は下北駅に近づき、演奏会のミニコンサートは終了となった。
きらきらみちのく・展望風景
程なくして列車大湊へ到着、快適な汽車旅は幕切れとなった。今日は透き通るような快晴とまではいかないものの、そこそこの天気だった。釜臥山をバックにたたずむきらきらみちのくの姿がなかなか絵になる。今日もここに泊まれたらどれだけ幸せだっただろうか?残念ながらすぐにとんぼ返りしなければならない。待合室で折り返しの列車を待っていると、どうやらここでも三味線の演奏会が行われるようである。先程の弾き手の方の登場となりこちらも大盛況だった。(後日談:その後きらきらみちのくは引退し、新しいリジョイフルトレインゾートあすなろで再訪する機会がありました。そのときの旅日誌はこちらをご覧ください。)
きらきらみちのく
何だかんだで大湊へは何度か来たことがある。その度に上りのキハ単行は混雑してた印象が強いのだが、今日は連休最終日ということもあり2両に増結されていた。おかげで通勤列車並みの混雑は避けられたが、それでも席に着けない人の数は少なくなかった。運よく窓際の席に着けたので、帰りも車窓の陸奥湾を眺めながら過ごすことができた。野辺地に着くとすぐに上りの特急と接続となる。しかしこの列車は函館からの通しでもあり、連休最終日のこの時間ともなれば混雑が予想される。八戸まではそれほど距離はないので着席は諦めて立ち続けることにした。(後日談:その後、このルートで帰京する機会がありました。そのときの旅日誌はこちらをご覧ください。)
大湊線
八戸でタイミングよく接続する新幹線は早い時期に満席になっていたようだが、幸いにもそのすぐ後ろを追いかけるはやてには直前でも若干の余裕があった。普段は盛岡始発の"救済便"のところを今日のような日は都合よく八戸まで足を延ばしてくれてる。首尾よく指定を押さえてあったからいいものの、満席のため立席販売も出ていたと見え立ってる人の数も少なくない。さすがに東京まで立ちっぱなしは辛かろう。今回も前回に引き続き空路なしのやや慌しい旅になってしまったが、こんな汽車旅も悪くないなと、あらためて認識することができた。さて、気がつけば年の瀬もそこまでやってきているが、次は一年の締めくくりをしてみようかと企んでいる。
スーパー白鳥