■旅日誌
[2019/5] なつかしの新特急なすの
(記:2021/4/29)
(記:2021/4/29)
日帰り
今回の目的地というか、行って来る先は栃木県の烏山。特に何がしたいというわけではなかったのだが、上野=黒磯間で185系の特急「なつかしの新特急なすの」が運転されるというので、そいつに乗車してみようと思い、何となく個人枠が少なさそうだったので、びゅうトラベルサービスでキャンセル待ちをかけていたところ、枠がまわってきたようだった。上野駅の出発は朝8時なので、普段よりも早く起きて家を出なければならない。週末なので1週間分の疲れが溜まっているのは確かなのだが、お出かけとなればすっと起きれてしまうのは毎度のこと。上野駅の電光掲示板を見てニンマリしながら出発ホームへ向かう。
新特急なすのという列車名で運転されていたが、この先、こんな形で宇都宮線に185系が入る機会はそれほどないだろうということで、沿線には撮り鉄さんが大挙して押し寄せていた。ちなみに使用されたOM08編成は、かつて157系を模した国鉄特急色に塗り替えられ注目されたことがあったっけ…。ヘッドマークと行先表示のサボがいかにもつくりものといったのはご愛敬かもしれないが、の中、いまどきの列車とは違う爆音を轟かせ、次々と駅を通過していく往年の走りは、乗ってて気持ちがいいものだった。
列車は2時間ちょいで黒磯に到着、うなる走行音に身を任せ、初夏の車窓に目をやりながら過ごす時間はあっという間に過ぎていった。黒磯駅からツアーは、四季島専用のハイグレードバス・イーストブルーで烏山まで移動する行程となる。那須地方ののどかな風景が続く中、ワンランク上の豪華なバス旅を堪能し、次の乗り継ぎ地である烏山駅へ到着。お昼を挟んでしばらくフリータイムとなる。
これといったお店はなさそうだったので、駅前で軽く昼食を済ませ、駅近くの散策に向かう。烏山と聞いて思い出すのは山あげ祭、ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財にもなっている烏山の山あげ行事だが、山あげ会館には後で寄ることにして、先に八雲神社に行ってみることした。町外れにあるこじんまりとした神社は、祭りのときとは打って変わってひっそりと静かな佇まいの境内だった。駅に戻る途中、山あげ会館に立ち寄り、山あげ祭で使われる大屋台を見学していく。(余談:初めて烏山線に乗ったときの旅日誌はこちらをご覧ください。)