■旅日誌
[1996/3] 房総遠征・その1
(記:2005/2/19 改:2011/1/3)
(記:2005/2/19 改:2011/1/3)

18きっぷの消化を兼ねて房総半島を巡ってきました。近くて遠いところ…と言っては何ですが、わざわざ出掛ける機会もそんなにあるわけではないので、足を踏み入れたことのない場所を2回に分けて回ってみることにします。
日帰り
とても穏やかな休みの日だった。まずは総武線を乗り継いで千葉駅へ向かう。千葉駅は房総方面へ向かう各路線のターミナル駅であり、ホームがずらっと並んでいる。都心を結ぶ快速以外は、ローカル線仕様の短い編成が行き来する。今日は木更津まで移動し、久留里線へ乗換える。(後日談:内房線を再訪したときの旅日誌はこちらやこちら、さらにはこちらをご覧ください。)関東地方でも珍しくなった非電化区間で、当たり前だが気動車が運用についている。2両編成のキハで出発を待つ。都会からこんなに近いところでJRの気動車に乗るのはちょっと不思議な感じがする。木更津の市街地を抜け、やがて田んぼと林ばかりの風景になる。山深い森を抜け、時折大きな橋を渡り、天気もよくのんびりと進んでいく。1時間ほどして終点の上総亀山へ到着となった。
上総亀山は田舎の駅でとても静かな場所であった。今日はここからバスに乗って安房鴨川へ抜けるルートを考えている。日に2、3本しかなく、そのうち1本はちょうどいま乗ってきた便に接続する形になる。駅前のさほど広くもないスペースに駐車してあったマイクロバスが路線バスのようだ。他にも2人ほど乗り込む。すぐ近くに亀山湖があり、ちょっとした散策にもいい場所だという。意外と言っては何だが、房総半島の内陸部の多くはちょっとした丘陵地帯であり細い山道も少なくない。山間を縫うようにして、太平洋まで抜けて出てきた場所が安房鴨川であった。
外房線に乗換え、今日はもうこれで帰路につくことにした。2、3行くと行川アイランド駅を通ることになるのだが、ここはとても不気味な場所である。駅名にもなってる行川アイランドが閉鎖された後は本当に何もない駅となってしまい、まるで廃墟のようだと言っても大げさではない。気を持ち直して…と言うわけではないが、勝浦、御宿のあたりで太平洋を見渡すと気分も晴れやかになる。上総一ノ宮で始発の快速列車に乗換える。最初は場違いのようだった長編成も次第に席が埋まり、快調に飛ばして東京へ戻ってきた。房総半島をなめてかかるとどんどん時間が過ぎていくので、時間の読みを誤ってはいけない。もう少し未乗のところがあるのだが、あらためて訪問したいと思う。
上総亀山は田舎の駅でとても静かな場所であった。今日はここからバスに乗って安房鴨川へ抜けるルートを考えている。日に2、3本しかなく、そのうち1本はちょうどいま乗ってきた便に接続する形になる。駅前のさほど広くもないスペースに駐車してあったマイクロバスが路線バスのようだ。他にも2人ほど乗り込む。すぐ近くに亀山湖があり、ちょっとした散策にもいい場所だという。意外と言っては何だが、房総半島の内陸部の多くはちょっとした丘陵地帯であり細い山道も少なくない。山間を縫うようにして、太平洋まで抜けて出てきた場所が安房鴨川であった。
外房線に乗換え、今日はもうこれで帰路につくことにした。2、3行くと行川アイランド駅を通ることになるのだが、ここはとても不気味な場所である。駅名にもなってる行川アイランドが閉鎖された後は本当に何もない駅となってしまい、まるで廃墟のようだと言っても大げさではない。気を持ち直して…と言うわけではないが、勝浦、御宿のあたりで太平洋を見渡すと気分も晴れやかになる。上総一ノ宮で始発の快速列車に乗換える。最初は場違いのようだった長編成も次第に席が埋まり、快調に飛ばして東京へ戻ってきた。房総半島をなめてかかるとどんどん時間が過ぎていくので、時間の読みを誤ってはいけない。もう少し未乗のところがあるのだが、あらためて訪問したいと思う。