■旅日誌
[2019/9] 第二海堡と猿島
(記:2021/5/3)
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以前から気になっていた第二海堡ですが、猿島もあわせてまわるツアーが予約できたので参加してきました。猿島は定期航路もあるので比較的行きやすいのですが、第二海堡は立ち入り禁止の場所で、去年あたりから一般開放されるようになり、旅行会社が主催するツアーのチャーター船で渡れるようになりました。
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 番外編
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
三笠公園、猿島、第二海堡
今回のツアーは横須賀三笠公園からの出発となる。横須賀中央駅から徒歩で20分ほど、ここにやってくるのは去年のFriendship day以来、およそ1年ぶりで、明け方の大雨もはどうにか止んでいた。まず、最初に立ち寄ったのは猿島で、横須賀側にある三笠桟橋からは頻繁に定期船が出ており、数分の距離にあるので特に週末は多くの人がやってくるらしい。猿島といえばまさしく要塞の島、今回は専用のガイドさんがついて、うす暗い切通し古いトンネルを通って遺構など見どころを中心に島内を詳しく案内していただいたが、ここでの説明は省略するので、興味のある方はぜひ行ってみるといいと思う。
猿島
1時間ほど島内を見て回ったあと、続いて今回の目玉である第二海堡へ再びチャーター船で向かう。今度は浦賀水道を30分ほど横切るのだが、のアナウンスの方の説明もあってか、ひっきりになしに行きかう船を見てるだけでも楽しいものだ。そうそう、を運航してるのは去年乗ったYOKOSUKA軍港めぐりを主催してる会社、どうりで説明もうまいわけだ。そうこうしてるうちに第二海堡へ到着。天候の加減や海のコンディションに影響するので、催行率は6割程度だとか…。心配された雨もちょうど止み、無事上陸を果たすことができた。ええ、大丈夫、いつもの晴れ男パターンですから。
第二海堡
北側にある船着き場からあらためてスタート、ガイドさんの先導で何班かに分かれて北岸側から、間知石(けんちいし)イギリス積みの掩蔽壕など順に巡っていく。島の中心の方へ上り、砲台跡に立つ灯台砲塔跡や砲台の台座跡右翼西端掩蔽壕と進み、レンガに刻まれた桜花賞の刻印砲台跡にうっすらとFORT NO.2の文字が見えることなど実際に目にすると、あらためてここへ来てよかったなと強く感じた。
第二海堡
ここ第二海堡は一般に立入禁止のため手付かずの自然が残っており、一部には写真撮影不可の施設もあった。残り時間もわずかとなり、高角砲の砲座跡の脇を通って中央部砲塔観測台と見ていく。東京からさほど遠くないところに残る戦争遺跡を訪れるのは館山だったが、東京湾にぽつんと浮かぶ人口の島にいると、まるで時が止まったかのような錯覚にとらわれる。誰が言ったか「東の軍艦島」なんて呼び方もなるほどと思えた。(余談:長崎の軍艦島に行ったときの旅日誌はこちらをご覧ください。)
第二海堡
帰りも同じ三笠桟橋まで戻ってきたが、ツアーに付いてきた戦艦三笠のチケットを受け取り、何十年ぶりかにこちらにも足を運んでみた。朝からあまりの内容にどこかやり切った感があったが、時間にしてわずか3~4時間くらいしかたっておらず、このまますんなり帰るのも何なので近くでお昼にすることにした。三笠公園からどぶ板通りへ出て、何となく覚えてた記憶をたよりにお店を探す、、、と、ありました、横須賀名物のネイビーバーガーとやらで今日を締めることにした。
横須賀ネイビーバーガー